RPAのデスクトップ型・サーバー型・クラウド型ってなに?

RPA

RPAツール選定の最初の「基準」

あなたは、RPAツールを選ぶ際、どのような「基準」で選んでいますか?

よく耳にする、よく目にするRPAツールだから、
というのが一番大きな「基準」になっているんじゃないでしょうか?

確かに、RPAツールは何十個とあるので、
その中からベストなものを選択するとなると
RPA導入はいつまでたっても始まりそうにありません、、、

だから、馴染みのあるRPAツールを選びますよね。

でも、まずは、選択肢にあるRPAツールが、
あなたの要件に合うものかを判断する「基準」はあります。
この「基準」でRPAツール選定の「方向性」は定まります。

その「基準」がデスクトップ型RPA or サーバー型RPA or クラウド型RPA です。

「実現したいこと」と「コスト」の2つの視点が必要

あなたが自動化したいことを実現させるためには、
デスクトップ型・サーバー型・クラウド型のどれが最適か
を判断するだけで、最初の選択肢を絞ることが可能になります。

まずは、自動化したい内容に対して、どのRPAツールが最適か
を検討すると同時にコストの視点でも、ツール選定は必要です。

デスクトップ型・サーバー型・クラウド型のどれを利用するのかで、
ランニングコストは大きく変わってきます。

おおむね、デスクトップ型:年間100万円、サーバー型:年間1,000万円、
クラウド型:月額20万円が最多価格帯になっています。
コストイメージとして、サーバー型>クラウド型>デスクトップ型になります。

具体的な費用は各ベンダーに確認する必要はあります。

では、

  • デスクトップ型・サーバー型・クラウド型の違い
  • それぞれの得意なこと、特徴

をまとめていきましょう。

デスクトップ型・サーバー型・クラウド型の違い

どこでRPAが動くのか、がRPAの種類の違いになります。

デスクトップ上で動かすのであえればデスクトップ型RPA、
RPAがサーバー上で動くものをサーバー型RPA、
クラウド上で動くものがクラウド型RPA、となります。

デスクトップ型RPAであれば、PC1台から導入することが可能です。

サーバー型RPAであれば、同時に複数台のロボットを
同時に動作・管理を行うことができるので、
主に大規模にRPAを展開していく際に向いています。

クラウド型RPAは、自社のサーバーではなく、提供されたクラウド上で
RPAを開発・管理することになります。

デスクトップ型の得意なこと、特徴

1台のPC上で完結できるので、全社的に管理する必要もなく、個人単位、業務単位での管理ができます。

RPAを導入することでどのくらいメリットがあるのか不安という場合には、
小さい業務範囲から自動化していくこと(スモールスタート)
効果測定をしながら進めることが可能です。

また、スモールスタートによって、RPA運用に慣れ、RPAの適用方法のイメージが
湧きやすく、段階をおって自動領域を拡大することが可能
です。

しかし、ロボット数、ロボットを動かすPC数が増えてくると、
「どこに、どんなロボットがあって、誰がいつ起動して問題なく処理は終了したか?」などの管理が難しくなってきます。
ただし、管理ポータルによって、
全てのロボットを管理し、実行するPCを指定し、処理終了後にロボットを引き上げる
などの運用も可能となってきています。

つまり、デスクトップ型RPAでサーバー型RPAの運用ができるようになっています。

サーバー型の得意なこと、特徴

サーバー型のRPAは、複数のPCとつながるサーバー上で動作するため、
すべてのロボットを一括して管理・共有することができ、
組織的にRPAを推進していくことが可能です。
また、サーバー上で動くため、PC本体の問題が動作を影響することもありません

RPAによって処理したいデータや情報に関しても、
PC上よりもサーバー上のほうが多くストックすることができます。

例えば、複数部門で共通して行う業務、部門横断で実施する業務に向いています。

ただし、デスクトップを使うような業務は少々苦手です。
実は、デスクトップ型RPAでサーバー上のデータや情報を操作することも可能です。

RPA導入当初から、拠点横断的に、大規模データの処理を自動化することが明確になっているのであれば、サーバー型RPAを選択することになるのかもしれません。

クラウド型の得意なこと、特徴

インターネット経由で指定のRPAソフトウェア機能を利用するタイプのことを指します。
よって、RPAのソフトウェアを自社内のサーバーや利用者の端末へインストールする必要がありません。

クラウド型RPAは、Webアプリケーションの自動化が得意です。
逆に言うと、インターネットからブラウザやAPIでアクセスできない社内システムへの接続や操作は、クラウド型RPAにはできません。


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