RPAツール選びには、目的を明確にした上で最適な機能があるか、導入サポートがあるかなどで考慮することが挙げられます。

用途や機能によってそれぞれ強みを持つRPAツールがあるため、自社ビジネスに最適なRPAを選ぶ必要があります。

本記事では、RPAツールを選ぶときのポイントや、悩み別におすすめのRPAツールを解説します。

自社のRPAツールの活用の参考にしてください。

【結論】RPAの導入は最適なツール×導入サポートのついているベンダー選びで成否が決まる

RPAツールを選ぶポイントは以下の2つです。

• 自動化するための最適なツールを兼ね備えているか
• 過不足のない導入サポートがある（充実している）か

メーカーによってRPAツールの機能の強みはそれぞれ異なります。

どのRPAツールが一番自社にとって最適な機能を持っているか検討して選択することが大切です。

多くの場合、RPAの販売代理店はベンダーとなります。

したがって、RPAの導入の成否はベンダーからのサポートによって決まると言っても過言ではありません。

RPAツールを選ぶときのポイントは4つ

RPAツールを選ぶ時に抑えておくべきポイントは以下の4つです。

• 導入用途で選ぶ
• 拡張・連携のしやすさで選ぶ
• ライセンス費用で選ぶ
• 販売代理店（ベンダー）のサポートで選ぶ手厚いサポートで選ぶ

導入用途で選ぶ

RPAツールを選ぶ時は、自社の体制や自社の自動化したい業務の特徴を踏まえて、導入用途でツールを選びましょう。

例えば、自社で同じ業務を複数人が実行している場合は、デスクトップ型ではなくサーバー型が適しています。

単純な業務でなく、複雑な業務の自動化を行いたい場合には、スクリプト型RPAのほうが優位です。

自動化するべき箇所の洗い出しまで提案してくれるベンダーもあるため、相談の中で用途をはっきりさせるというのもひとつの手です。

拡張・連携のしやすさで選ぶ

業務で使うシステムやソフトが多い方は、RPAの拡張性の高さや連携のしやすさを確認する必要があります。

拡張性がないRPAツールは、業務の支障になることもあるため注意しましょう。

例えば、以下のようなシステムが絡む自動化を検討している場合には注意が必要です。

• 業務システム
• 社内用アプリケーション
• Excelのマクロなど
• 基幹システム（財務会計・管理会計システム、受注・　販売管理システム、発注・購買管理システム、在庫管理システム、生産管理システム、人事・給与管理システムなど）

今後RPAによる自動化を検討予定の他プラットフォームとの連携が可能か否かまで考えておくと、失敗しづらくなります。

ライセンス費用で選ぶ

RPAツールの中には無料や少額で始められるものもあり、予算が決まっている場合は初期費用やランニングコストがいくらかかるか確認することも大切です。

この業務であれば、これくらいのコストを抑えられるといったコストパフォーマンスをで選ぶのもよいでしょう。

コストパフォーマンスを検討する際は、下図の投資回収期間も参考にしてください。

販売代理店（ベンダー）のサポートで選ぶ

RPAメーカーは販売をベンダーに委託しているケースが多いため、ベンダーのサポートがどの程度充実しているかを確認することが大切です。

サポートには、シナリオ作成にあたっての開発支援や、運用保守にあたっての内製化や外製化支援などがあります。

また、サポートの方法には、メール・リモート・訪問サポートなどがありますので、どのようなサポートが必要かも考慮しておくとより導入がスムーズになります。

RPAツールのおすすめ３選

RPAツールを選ぶポイントについて紹介してきましたが、こちらで紹介する以下の3つはバランスが良く、多くの方が選びやすいRPAツールです。

• HeartCore Robo
• WinActor
• BizRobo!

ここではそれぞれのツールの概要を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

HeartCoreRobo | 自由度が高く定型業務が楽々

（出典：HeartCore Robo）

商品名	HeartCore Robo
特徴	・Mac OSやリモートデスクトップ上でも利用可能な柔軟性あり ・1つのライセンスでサーバー型とデスクトップ型が利用可能 ・非エンジニアでもエンジニアでも開発がしやすい
費用	・1ライセンス500,000円
こんな人におすすめ	・Windows以外の環境で作業している方 ・プログラム知識がある社員もない社員も利用する企業 ・できるだけ安い費用で始めたい人

WinActor | 操作がわかりやすくサポートも充実

（出典： WinActor ）

商品名	WinActor
特徴	・8,000社の企業で導入実績があるRPAシェアNo.1 ・プログラミング知識がなくても直感的な操作が可能
費用	・ノードロックライセンス： 　フル機能版：年間908,000円 / 実行版：年間248,000円  ・フローティングライセンス：   　フル機能版：オープン価格 / 実行版：オープン価格
こんな人におすすめ	・大手ベンダーの信頼を優先したい方 ・シナリオ開発者とRPA実行者が違う企業や部署

BizRobo! | 機械学習による安定稼働に定評

（出典：BizRobo! ）

商品名	BizRobo!
特徴	・1ライセンスで無制限にロボットの作成が可能 ・大規模になるほどお得 ・機械学習を利用し、画像認識の処理が安定
費用	・mini：年間90万円  ・Basic：初期費用50万円 年間720万円  ・DX Cloud：初期費用20万円 年間240万円〜
こんな人におすすめ	・大人数での利用を想定している企業 ・エンジニア知識がない社員が利用する企業

事務作業の多さに悩んでいる時におすすめのRPA２選

事務作業を中心に自動化したい方には以下の2つのRPAがおすすめです。

• EzRobot
• robop

EzRobot

（出典： EzRobot）

商品名	EzRobot
特徴	・必要最小限の機能に抑えることで一般事務などの方でも利用しやすい ・インストール後にすぐ利用できるため、環境構築の手間がかからない
費用	月額5万円（2台目以降4万円）
こんな人におすすめ	事務作業を行う部署での導入を検討している中小企業

robop

（出典： robop）

商品名	robop
特徴	・単体のRPAでも管理機能があり ・ユーザー毎の権限管理なども可能 ・自動化のタスクサンプルが豊富で操作性もシンプル ・非IT部門でも導入しやすい
費用	要問い合わせ
こんな人におすすめ	・実務担当者に運用したい人 ・小規模な事業者 ・簡単で扱いやすいものを導入したい人

顧客管理に悩んでいる時におすすめのRPA２選

顧客管理を中心に自動化を検討している場合は以下のRPAがおすすめです。

• Britix24
• SS&C Blue Prism

Bitrix24

（出典： Bitrix24）

商品名	Bitrix24
特徴	RPAツール以外にもCPMツールなども利用可能なサービス。
費用	・Basic：$61/月 ・Standard：$124/月 ・Professional：$249/月 ・Enterprise：$499/月
こんな人におすすめ	RPAで自動化かつ顧客管理を中心にCRMも利用したい企業。

SS&C Blue Prism

（出典：SS&C Blue Prism）

商品名	SS&C | Blue Prism® Desktop
特徴	・世界3大RPAの一つ ・高いセキュリティ性 ・自動化と業務管理を統合的に管理可能 ・自動化のスケールアップなども容易
費用	要問い合わせ
こんな人におすすめ	・セキュリティを重要視したい ・導入規模が大きく効率的な管理が必要である企業

導入ハードルに悩んでいる時におすすめの無料・フリーRPA２選

とにかくまず無料で始めたいという方には以下の2つがおすすめです。

• Microsoft Power Automate for desktop
• マクロマン

Microsoft Power Automate for desktop

（出典：Power Automate）

商品名	Power Automate for desktop
特徴	・WIndowsユーザー向けのRPAツール ・無料で利用できる ・Microsottが提供 ・Officeソフトの自動化と相性が良い
費用	Windows 10/11ユーザーは無料
こんな人におすすめ	・WindowsユーザーでOfficeソフトを中心に業務をしている中小企業 ・少人数で経理作業などを自動化したい部署

マクロマン

（出典： マクロマン）

商品名	マクロマン
特徴	・無料で利用できるRPAツール ・無料期間の縛りやダウンロードできる台数の指定なし
費用	無料
こんな人におすすめ	・とりあえずRPAを導入してみたい個人事業主 ・基本的な開発サポートも特に不要でやってみたい人

RPAは役に立たない？活用できるRPA選びの注意点

RPAを選ぶ際や活用する際には、以下のポイントを抑えておきましょう。

• 自動化したい業務の整理
• 業務フローやルール設定
• RPAの管理者やロボット開発者の明確化
• 全社単位でのRPAに関する知識の教育と共有
• 操作マニュアル・業務フローの整備

RPAを利用するためには、まず自動化したい業務を明確化しなければいけません。

導入してどの程度効果があったのかを測定できるように以下のような効果測定ができるようにしておくようにしましょう。

• 人件費が年間（月間）でどれほど削減できたかを定量的に評価
• 社員にどの程度働きやすくなったかなど定期的にヒアリングし定性的に評価

RPAは自動化したい業務に合わせてどのように動かすか開発する工程があります。

RPA導入の旗振り役とロボット開発者を明確にしておくことで、どの人に何を聞けば良いかが整理され、RPA導入がスムーズになります。

失敗しないために悩みやビジネスに合わせたRPAを選択しよう

RPAツールを選ぶにはどのような業務を自動化したいか、自社ビジネスと相性がいいかなどを明確化した上で選択する必要があります。

HeartCore RoboはRPAツールの中でも自由度が高いことが特徴です。

一般的なRPAツールはWindows OSのみに対応している中、HeartCore RoboはMac/Linux OSやリモートデスクトップなど多様な環境で導入できます。

また、エンジニア知識に自信がなくても使いやすい操作性で、定型業務の自動化も簡単に実現できます。

今回の内容でRPAツールの導入を検討される方は、ぜひHeartCore Roboを検討してみましょう。