DX
DXコンサルティングの失敗しない選び方!失敗事例と対策も徹底解説!
本記事では、DXコンサルティングの選び方について解説します。
この記事を読むと
- DXコンサルティングの選び方
- DXコンサルティング導入のメリット
- DXコンサルティングの失敗事例
がわかります。
DXに関するご相談やご依頼は、弊社ノムラシステムコーポレーションノムラシステムズでも承っております。
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DXコンサルティングの失敗しない選び方
DXコンサルティングで失敗しないための選び方は以下の3つです。
- 得意分野で選ぶ
- 経歴・実績で選ぶ
- 費用で選ぶ
得意分野で選ぶ
DXコンサルティング会社にはそれぞれ、得意・不得意があります。
その点を見極め、自社に必要なコンサルティング会社を選ばなければ、大きな成果は期待できません。
DXコンサルティング会社の分野は、大きく以下の通りに分けられます。
戦略系 | 企業の戦略ドメイン設定から実現に向けた技術・ツールの導入支援等 |
IT系 | 自社に必要なシステムの開発や導入のサポート等 |
財務系 | 経費精算をはじめとする経理業務の効率化支援等 |
下記のように、企業の課題感に応じて使い分けるのがおすすめです。
ざっくりとした悩みを抱えている場合は「戦略コンサルティング」を選び、すでに悩みが明確になっている場合はIT系、財務系と使い分けると良いでしょう。
なお、選び方がわからない場合には、伴走型のDXコンサルティングのサービスを提供している会社を選ぶのがおすすめです。
経歴・実績で選ぶ
DXコンサルティング会社に依頼する場合、下記の3つの項目を見ましょう。
経歴 | 30年以上あると安心できる |
顧客事例 | 具体の課題と解決策が明示されているのが望ましい |
顧客数 | 1,000件以上あると望ましい |
公式HPを見て、自社にマッチしている得意分野の実績がなければ、コンサルティング会社の実力不足で失敗する恐れもあります。
また、顧客インタビュー記事を見れば、コンサルティング会社に依頼した顧客企業が「具体的に何に困っていたのか」「何を課題としていたのか」についても把握できます。
費用で選ぶ
DXコンサルティングを受ける場合、費用も検討しておきましょう。
規模が多い組織だったり業務内容が複雑だったりする場合、コンサルティング期間が長引き想像以上に費用が高くなるケースもあります。
コンサルティング期間が長引くことで費用がかさみ企業の財務状況が悪化してしまうリスクも考えられます。
費用がかさむことでDXが進まないだけでなく、業務に支障が出てしまっては本末転倒です。
予算を事前に決めておき、予算内に費用が納まるようにしましょう。
DXコンサルティングのメリット
DXコンサルティングを受けるメリットは以下の通りです。
- 外部ノウハウを活用して迅速にDXを推進できる
- 先端技術を取り入れられる
- 第三者視点での合理的な判断ができる
外部ノウハウを活用して迅速にDXを推進できる
ノウハウがないままに自社内でDXを進めても、失敗したり遅延したりするケースが多く見られます。
失敗や遅延は機会損失につながります。
DXコンサルティング会社に依頼することで、ノウハウを活かし、DXの推進を迅速化させたり、成功率を大幅に上げたりすることが可能です。
失敗する確率を減らすためにも、DXを検討している場合はDXコンサルティングを活用しましょう。
先端技術を取り入れられる
DXコンサルティング会社に蓄積された知見から、AIやIoTなどの最新技術を取り入れて業務に活かすこともできます。
最新技術の導入により業務を効率化できれば、社員の負担が減り生産性を上げることも可能です。
AIやIoTの導入に踏み切れていない競合他社と差別化し、いち早く先端技術を取り入れることで先行利益につながる事例も多いです。
第三者視点での合理的な判断ができる
自社のメンバーだけでDXを進めると主観的な視点でしか現状を分析できず、本当に改善すべき点が見つからないケースも考えられます。
コンサルタント会社は社内のしがらみにとらわれず、客観的視点に基づいて指揮ができるため、合理的な判断が可能です。
DXコンサルティングの失敗例
DXコンサルティングの導入で失敗した例と、その原因・対策についても確認しておきましょう。
- 原因その1:経営状況の悪化を外部環境のせいにしている
- 原因その2:DXコンサルタントに丸投げにしている
- 原因その3:依頼目的があいまいなまま依頼している
原因その1:経営状況の悪化を外部環境のせいにしている
経営悪化の原因を外部環境のせいにして改善努力を行わない場合、DXコンサルティングを導入してもうまくいきません。
DXコンサルティングの効果を最大限得るためには、強み・弱みなどの内部環境にもしっかりと目を向ける必要があります。
対策:外部環境の影響を予測に入れた上でDXを進める
外部環境を考慮に入れた上で「自社の課題は経営者やマネージャーが解決しなければならない」といった自責思考でDXを進めましょう。
DXコンサルティングで失敗しないためにも外部環境に対する以下のような分析を行い、自社の強み・弱みを生かした上で経営判断を下すことが大切です。
分析手法 | 説明 |
PEST分析 | 政治(Politics)、経済(Economics)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの領域から、マクロ環境を分析します。 |
3C分析 | 顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの要素を分析し、マーケティング戦略を立てます。 |
ファイブフォース分析 | 業界の競争環境に関する5つの力(業界内の競争、新規参入の脅威、代替品の存在、買い手の交渉力、売り手の交渉力)を分析し、競争の激しさや利益の可能性を評価します。 |
SWOT分析 | 自社の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、外部からの機会(Opportunities)、脅威(Threats)を分析します。 |
原因その2:DXコンサルタントに丸投げしている
DXコンサルタントに任せておけば解決できると考えて丸投げするとDXは失敗します。
DXコンサルタントはDX推進のプロですが、依頼主の協力なしにプロジェクトを成功させることはできません。
対策:経営者やその他のマネジメント層もコンサルタントと一緒になって課題解決に取り組む
経営者やその他のマネジメント層を含む社内のメンバーがDXコンサルタントと協力することで、明確な課題が見つかります。
中途半端なDXで終わらないためにも、二人三脚でDXを進めることを意識し、定期的にコミュニケーションを取りましょう。
原因その3:依頼目的や課題があいまいなまま依頼している
解決したい自社の課題があいまいなまま依頼しても、DXは失敗に終わります。
DXは業務効率化の手段であって目的ではありません。
「どの業務をDXするとどれだけ大きなリターンが得られるか?」という点は依頼する前に入念に社内で確認しておきましょう。
対策:自社の課題と目的の設定が難しい場合、伴走型のDXコンサルティングを選ぶ
もし自社の課題や目的の設定が難しい場合は、伴走型のDXコンサルティングを選ぶといいでしょう。
伴走型のDXコンサルティングであれば、本質的な課題の掘り下げを徹底して行い、課題抽出・分析から、システム設計・構築・運用といった一連の工程にも対応してもらえます。
「課題意識はあるけど何から手をつけたら良いかわからない」といった問題も解決できるでしょう。
まとめ
DXコンサルティングは、社外の知見を借りてスムーズにDXを進められるというメリットがあります。
DXコンサルティング会社にもそれぞれ得意分野があり、サポートの質や費用も多種多様です。
自社に合わないコンサルティング会社を選んでしまうと、クリティカルなDXが実現せず失敗に終わる可能性が高くなってしまいます。
もし依頼目的や課題が不明瞭な場合は、弊社の伴走型DXコンサルティングをご利用ください。
本質的な課題を明確にし、最良のソリューションをご提供いたします。