DXPMOSAP
伴走型コンサルティングとは?メリットや導入の流れをわかりやすく解説!
伴走型コンサルティングとは、事業の成長段階や経営課題に対して企業が自立して解決策を打ち出せるよう、コンサルタントが長期的な目線で支援をするサービスのことです。
本記事では、伴走型コンサルティングのメリットや導入の流れをわかりやすく解説します。
伴走型コンサルティングに関するご相談やご依頼は、弊社ノムラシステムコーポレーションでも承っております。お気軽にご連絡ください。
伴走型コンサルティングとは|経営課題に関して自走できる組織を作成してもらえるサービス
伴走型コンサルティングとは、事業の成長段階や経営課題に対して企業が自立して解決策を打ち出せるよう、コンサルタントが長期的な目線で支援をするサービスのことです。
<伴走型コンサルティングの特徴>
フェーズ | 何から解決すればいいかわからない |
解決したいこと | 根本的な課題 |
プロジェクト | 単体のプロジェクトに止まらず、課題解決に向け継続的な支援がある |
上記のような悩みをお抱えの方におすすめです。
伴走型コンサルティングの支援内容は会社によってさまざまですが、下記のような支援が見込まれます。
<伴走型コンサルティングの支援内容>
- 方向性の決定
- ニーズの分析と課題の整理
- 課題の分析・抽出
- 業務設計
- システム設計・構築
- 運用分析
伴走型コンサルティングと従来のコンサルティングの違い
伴走型コンサルティングと従来型のコンサルティングの違いは下記の通りです。
伴走型コンサルティング | 従来のコンサルティング | |
フェーズ | 問題と課題が明確になっていない方向け | 問題の根本が何か明確になっている方向け |
コンサルティング目的 | 経営課題の解決 | 各フローにおける最適化 |
焦点 | その企業のリソース内でどう解決するか | 定まった課題をどのように効率的に解決するか |
伴走型コンサルティングは単一のプロジェクトとして考えるのではなく、企業の全体最適化に役立てられるものと考えておくとよいでしょう。
一方、課題や問題が社内で明確になっている際は、従来型のコンサルティングの方が向いていることもあります。
ざっくり、自社のフェーズによって使い分けるのがよいでしょう。
伴走型コンサルティングのメリット
企業が伴走型コンサルティングを採用するメリットは下記3点です。
- 自社の状況を客観的に把握できる
- 改革をするためのノウハウやアイデアが得られる
- 苦境を脱出するための意思決定のヒントが貰える
自社の状況を客観的に把握できる
伴走型コンサルティングにより、自社の状況を客観的な視点で指摘してもらえます。
自身が関わっている業務の場合「自分にしかできない業務」だと捉えてしまいがちです。
しかし、客観的な立場からみると、BPOなどの手段により最適化が図れる例も少なくありません。
企業文化や内部の人間関係にも配慮しながら、弱点や改善すべき点を明確に指摘してもらえることで、従業員も自らの業務や組織の現状を正しく理解し、改善に向けた意識が高まります。
改革をするためのノウハウやアイデアが得られる
多様な業界やビジネスモデルに精通したコンサルタントの経験をもとに、プロセス改善のための実践的なノウハウを提供してもらえる機会を得られます。
特に伴走型の支援はその企業にあったやり方で進めていくため、教科書的な答えではなく、自社にあった知見が貯まるのもメリットです。
苦境を脱出するための意思決定のヒントが貰える
リソース不足などの苦境に面している状態では、各担当者だけでなく経営レイヤーも目の前の業務で精一杯になりがちです。
その際に、未来に視点を向けて業務改革を行う「担当者」が増えるのは大きなメリットです。
伴走型コンサルティングには社内担当者としての役割も期待できるため、意思決定のヒントも見つかることでしょう。
【6STEP】伴走型コンサルティングの流れ
伴走型コンサルティングの流れの一例は下記の通りです。
- 方向性の決定
- ニーズの分析と課題の整理
- 課題の分析・抽出
- 業務設計
- システム設計・構築
- 運用分析
1.方向性の決定
伴走型コンサルティングでは打ち合わせとヒアリングを通じて、自社の抱えている悩みを言語化するところから始まります。
- 何が問題なのか
- そもそもその問題は何から生じているのか
- その問題は企業全体の問題なのか
問題を言語化することで、より上流の工程で問題が生じている可能性や、他に優先すべき問題がないかを探ることができます。
2.ニーズの分析と課題の整理
ヒアリングを通じて得られた問題を整理し、課題の棚卸しをしていく段階です。
ニーズの分析には市場の動向調査や競合分析が含まれます。
3.課題の分析・抽出
整理された課題に対して、さらに詳細な分析を進めていきます。
- データ分析
- 従業員へのヒアリング
- 業務フローの観察
上記を具に確認することで、複数業務から似たような課題が出てくることもあります。
それらを整理し、抽出していくことで業務改善・経営改革に役立てることが可能です。
ポイントは業務内容を、コア業務とノンコア業務に振り分けることです。
自社内で解決すべき課題と、他会社に任せて問題がない業務に振り分けることで、優先度を把握することができます。
4.業務設計
課題の分析結果を踏まえ、業務の最適化や効率化を図るための設計に移ります。
プロセス改善・業務フローの見直し・リソース配分など、改善ポイントに応じて具体的な業務設計やスケジューリングが引かれます。
5.システム設計・構築
業務設計が終わると、業務を支えるITシステムの設計や構築が行われます。
システム設計・構築では、新たに導入されるソフトウェアの選定・カスタマイズ・既存システムの再構築が必要になるケースも少なくありません。
このため、システムコンサルティングにも知見がある会社を選んでおくと失敗しづらくなります。
6.運用分析
最終ステップは、実際にシステムが稼動し始めた後の運用分析です。
実装された業務設計やシステムのパフォーマンスを検証し、持続的な改善につなげていきます。
定期的なレビューを行い、現場からのフィードバックを受け止めることで、さらなる改善点が見つかります。
上記のステップを繰り返し、企業全体の改革を繰り返し進めていけるのが伴走型コンサルティングの強みでもあります。
まとめ
伴走型コンサルティングは、事業の成長段階や経営課題に対して企業が自立して解決策を打ち出せるよう、コンサルタントが長期的な目線で支援をするサービスのことです。
一般的なコンサルティングとは性質が少し異なるため、問題や課題が明確になっていない時こそ力を発揮するサービスでもあります。
弊社では企業のDXや組織改善の伴走型コンサルティングを用意しております。
お困りごとがありましたら、ぜひノムラシステムコーポレーションにご相談ください。